来週までの我慢

《フリーター、家を買う。 ＃９》

出るところに出れば、いくらでもお隣さんからお母さんの治療費とか、今回の詐欺の被害額だって取り返せるのに。
でも、１秒でも早く終わらせたいという誠治の思いが痛いほど伝わって来て、お金ではないのだよね・・・とその思いの重さを思ったら、１００万円を数えるのをじっと見ている誠治の姿に泣けてきた。
せっかくいい方向に進んでいたのに、最終回を前にこんな切ない思いにさせられるなんて。
最終面接も結局受けられなくて、でもお母さんに「次があるよ」と言える誠治の強さにまた泣けてきた。人は守りたいものがあると本当に強くなれるものなんだな。
なんて、まるでドキュメンタリーを観ていたかのような感想になっていて自分でも驚く。
今回みたいなずっと低いトーンで進む回には、あのハローワーク児島の見合いエピソードがちょっと肩の力を抜く時間になって良かったのかもしれないね。

いよいよ来週は最終回。
この前《めざましＴＶ》で、原作者の有川浩さんが撮影現場を訪れた様子が放送されていて、挨拶をするニノミヤさんが「あっ、先生！無事就職できましたっ」って挨拶をしていたんだよ。
どこに就職するんだい？今回最終面接を受けられなかった会社から特別にチャンスを貰えるとか？そんなに世の中甘くない？
う〜ん、予告も全然予告じゃなかったし、もったいぶらずに少しくらい教えておくれよぉ。あっ、いや、やっぱり教えて要らない！来週までじっと我慢するざます。