桃が好き

はてダからの移行をとうとう決行したのだ

《最後から二番目の恋 #最終話》

う〜ん、大人な終わり方だった。良いねっ。
毎日バタバタガチャガチャと暮らしていつつも、冷静な自分分析は忘れない。ひとつひとつのことにちゃんと向き合って、誤魔化さず流さず生きていく。それが出来ればあんな風に潔い男前な生き方が出来るんだろうなぁ。そして、最後のカラッとした告白も。そしてそれを殊更重大なこととして受け取って、うろたえたり喜んだりする和平も。
元彼参上と明るく現れて、今まで通りに千明と付き合ってくれる双子男子と長倉家の面々。早くに親を亡くしても、しっかりと躾けられた長男と、その長男に暖かく見守られてきた妹弟たちとが築いてきたその家庭の文化がなんとも最後まで心地よかった。
水谷家のあの上下動の大きさには思わず吹き出しちゃったけど、それもこれもひっくるめて最後まで楽しめた。
40代の恋愛を描いたドラマなんて若い子たちは興味が無いよねなんて自虐的なセリフもあったけど、バブルを知っているこの世代は、堅実さは多少欠けるのかも知れないけど、人生の楽しみ方は知っている。恋愛だけじゃなくて、きっとその楽しむ姿は日本を元気にすると思うから、この世代を描いたこのドラマは、今の時代だからこそ必要なドラマだったとも思うんだけど、それは大袈裟かな。