桃が好き

はてダからの移行をとうとう決行したのだ

大河完走

龍馬伝 最終回》


当日、リアルタイムで観始めたのだけど、まだ寝ずに起きていたお子が「怖い、怖い」と騒ぐので、結局途中で別の番組に切り替えるというお粗末な結果に・・・。もう!
その後、なかなか落ち着いて観れる日が無くて、今日まで延び延びになっちゃった。
でも、やっぱり一人で観て良かった。
いきなり龍馬の夢の中から始まった時は、もしや既にこれって天国っていう設定?なんて大河を馬鹿にしてるのかっていうレベルの安い想像をした私をまずお詫びするでござる。
そして、観るのが怖く感じていたその時はあまりにもアッサリやってきた。(っていう印象)
何故か同じ幕末を描いたドラマの主人公達を思い出して、今こうして龍馬が討たれている時も、別の場所では他のストーリーが時に淡々と、時にドラマチックに進んでいて、土佐から来て世界へ目を向けたこの青年の人生は、世界から見たらホンのちっぽけなこの日本という国のこんな小さな建物の中で、あまりにもあっけなく終わっていったのだなぁと妙に冷静に客観的に観てしまった。
最初はお龍がどう描かれるのかのそれだけが観れればいいのだってくらいの軽い意気込みだったのに、とうとう最後まで観てしまったな。
面白かった。
弥太郎の龍馬の自分とはあまりにも違うその生き方や、周りのあらゆるものを巻き込みながら進んでいく圧倒的な行動力に、憧れながらもそうは出来ない自分へ歯がゆさを感じたりそれ故に反発したりっていう姿って、案外そんな思いを抱えながら生きている人って今の時代にも沢山いるよなって感じさせる。そしてだからこそ浮き彫りになる龍馬への思いの強さが改めて最終回にジワーっと沁みてきた。弥太郎がこのドラマを語る意味を大いに感じたからかな。
うん、面白かった。
そして、終わったんだねぇ。