桃が好き

はてダからの移行をとうとう決行したのだ

早起き鑑賞

阪急電車


モーニングショーで観てきた。
原作を読んで、オムニバスなお話ながら全部のお話が別のお話ともあれこれ絡んでいて、時間的に同時進行だったり前後したりすることもあるから、映画ではどう描かれるのかと思っていたけど、思っていたより違和感がなくてすっと入りこめた。
以下少々ネタばれな感想♪
宝塚ホテルのあのちょっとの役で大杉漣さんが出てきて驚いた。あの時のホテルマンの対応は原作でもちょっと好きなシーンだから単純に嬉しかった。“生”ビールの図書館カップルのエピソードはなかったけど、それ以外は割と原作に忠実で、圭一くんと美帆ちゃんのシーンも原作ではこそばゆかったけど、映像にしてみるとキャスティングのお陰もあってか、それ程照れずに微笑ましく観ることが出来た。一番好きだったのは、翔子と翔子ちゃんのシーン。弱みを見せずに生きるって、傍からは強くかっこよく見えても、実際には辛いことが多いことを二人で分かち合ってるのがおかしくて、でもこれで翔子ちゃんはこれから先も強く生きていけるなって思ったらホロリとさせられた。もちろん宮本さん演じる萩原さんのシーンも爽快。まさか玉鉄演じる悦子のアホ彼氏が萩原さんの亡きご主人にそっくりというエピソードが追加されるとは思わなかったけど、でも幸せそうにウットリしたり思い出し笑いしている萩原さんも可愛かった。最後に全員が凛として前向きな空気を纏ってそれぞれの生活に戻って行く姿は、観ている側にもエネルギーが伝染する気がした。面白かった。